公開日 2014年01月29日
島根大学の学生が休業期間等を利用して出身高校へ出向き,高校生に島根大学について具体的な話をしたり,高校の先生に近況報告をしたりする事業「出身高等学校訪問」を今年度から行っています。これは,高校への情報提供とともに学生自身のプレゼンテーション能力,コミュニケーション能力等を高めることを目的としています。
今年度は5学部から18名の学生が県内外の高校13校を訪問し,母校で話をしました。訪問した学生が相互に体験を共有して活動の意義を確認するとともに,学内教職員に活動の意義や課題,改善点等について知ってもらうために,11月14日(木)には伟德体育_伟德体育app-在线|平台@教養講義室棟で,12月17日(火)には出雲キャンパス医学部本部棟で報告会を開催しました。
伟德体育_伟德体育app-在线|平台@での報告会では約30名の教職員に対し,教育学部?総合理工学部?生物資源科学部から7名の学生が,出雲キャンパスでは約10名の教職員に対して3名の看護学科の学生が発表をしました。
「母校の高校生に,大学は自由なところでできることは多く,成長できる場所だということを伝えたかった。」
「自分自身の受験勉強の体験をもとに話をし,高校生の背中を押すことができた。」
「目的意識をもって大学に行ってほしいと伝えた。」
などの内容を学生が報告しました。また,成果としては次のような報告がありました。
「進路に迷っている後輩の相談に乗ることで,後輩の進学意欲を高めることができた。」
「訪問日や話の内容等を事前に高校の先生と打ち合わせして企画書にまとめ,高校生にわかりやすい資料を工夫しながら作成するなどして,プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を高める機会になった。」
「高校との日程調整がなかなかうまくいかなかったり,高校生に話をするときに高校の先生にサポートしていただいて助かったした経験を通して,思い通りにいかないこともあるがその中で母校のありがたさを実感した。」
「高校で話をするために自ら振り返る時間をもつことで,島根大学の良さに改めて気づき,自己肯定感が高まった。」
学生の発表後は,教職員から「大学で成長した姿を高校で見てもらうことが島根大学のPRになる。」「よく工夫された資料で大変分かりやすい。」など激励の言葉やねぎらいの言葉がかけられ,盛会のうちに終了しました。