公開日 2021年03月15日
生物資源科学部の研究交流と学生の大学院進学への動機づけ、また産官学連携による研究活動活性化を目的として、3月4日(木)に、生物資源科学部研究セミナーを開催しました。今回も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,オンライン配信により開催しました。
セミナーでは、3人の教員による発表が行われました。生命科学科の児玉有紀先生には,「繊毛虫のミドリゾウリムシとクロレラの細胞内共生の成立機構と維持機構の解明-宿主ミトコンドリアと共生クロレラの関係について-」というタイトルでミドリゾウリムシを用いて細胞内共生による真核細胞の進化と多様化のメカニズムの解明を目的とした研究内容について発表いただきました。続いて,農林生産学科の中間由紀子先生より「戦後伟德体育_伟德体育app-在线|平台@における生活改善普及事業に関する研究」として,生活改善普及事業の主体である地方自治体において事業方針がどのように受け止められ,実践されたのかについて発表いただきました。最後に,環境共生科学科の林昌平先生から「極限環境細菌の多様性と特性を解明するための南極調査と基地生活」として,第61次南極地域観測隊の一員として南極大陸の微生物調査を行ったことについて,たくさんの写真や動画を用いて発表いただきました。学生、教職員、県内行政機関等関係者を含めて54名の参加があり、各発表後にはオンラインでの活発な意見交換が行われました。
専門分野が異なると初めて聞く内容もあり、各発表は参加者にとって非常に興味深いものでした。今後もこのような機会を設け、教員間また地域産業との交流による研究活動活性化をはかっていきたいと思います。
オンラインでの発表の様子