材料エネルギー学部の理念?目的,教育内容,卒業後の進路
◆理念?目的
エネルギー課題は、製品を構成する材料?素材の高効率化、高付加価値化に帰着し、省資源化と脱炭素を両立する材料イノベーションを創出する力が必須となっている。材料は、最終製品の構成物である一方で、最終製品の各種機能の源泉であり、持続可能性の重要性が叫ばれる中、成長が期待される環境?エネルギー分野に向けた材料の高性能化と迅速な社会への実装が求められる。
本学部では世界的なエネルギー課題を俯瞰的に理解し、持続可能な社会の構築に材料分野から貢献できる高度専門人材や材料工学とインフォマティクスの知見スキルとの融合によりグローバルな視点から企業におけるイノベーションを創出し、デジタル化の推進や地域産業の振興に貢献できる人材を養成するため、材料の専門知識を軸にして、エネルギー政策を俯瞰的に理解できる教育やアントレプレナーシップ教育によるマテリアル起点の社会実装教育を展開する。
◆入学後の教育
材料エネルギー学部の教育の特色
- 新材料?新素材の開発
材料エネルギー学部では低環境負荷な素材や,素材の高性能化などの革新的素材開発を目指す教育を行います。それにより,エネルギー課題を理解し,材料工学分野の知識?技能を身に付け,新素材の開発研究を先導することができる人材を養成します。
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マテリアルズインフォマティクス
データを活用して予測分析をしたり,最適な方法を見つけるための実践教育を行います。データ活用技術を利用することで,機能予測や製造の最適化など材料工学分野をはじめ広く応用することができます。
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グローバル
オックスフォード大学(英国)やヘルシンキ大学(フィンランド)と連携したグローバル教育を行います。国際的な動向を認知し,広い視野,教養と協調性により,多様な人とコミュニケーションをとることができる力を身につけます。
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アントレプレナーシップ(社会実装)
新たな価値創造にチャレンジし,産業振興につながる社会実装に向けた教育を行います。未来の課題に粘り強く取り組み,デザイン力をもって創造的に解決策を見出す力を身につけます。
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プロジェクト型教育
企業の実課題にチーム協働で取り組むプロジェクト型教育を行います。この教育を通して,企業課題を的確にとらえ,身に付けた知識?技術が実社会でどう生かせるかを理解し,実践することができるようになります。
◆卒業後の進路
進学にあたっては,本学大学院博士前期課程(修士レベル)への進学となります。研究活動を継続することで,より多くの実践的な知識や技術,能力を身につけることができます。大学院修了後は,研究者?技術者として民間企業や公務員などへの就職が有利になります。今後,材料エネルギー学部の卒業生が進学する大学院の整備を進めていきます。